落雷
こんにちは
夏本番、猛暑が続く毎日ですが、くれぐれもご自愛ください
夏は天候の変化にも注意しましょう。
今日のテーマは落雷について。
日本での年間の落雷被害者数は平均約20人で、そのうち死亡者数が約13人。 死亡率は約70%だそうです。
世界での死亡率は約30%なので、日本の落雷死亡率は世界的に見てもかなり高いといえます。
日本での死亡率が高い理由として、一般に雷から身を守るための知識があまり浸透していないからと言われています。
ということで
今日は落雷の対処方法をお伝えいたしますので、ぜひ覚えてください。
1.雷に遭遇した場合は安全な空間へ避難
雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちます。
近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。
グランド・ゴルフ場・屋外プール・砂浜などの開けた場所や、山頂・尾根などの高いところなどでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
安全な空間
鉄筋コンクリート建築・自動車(オープンカーは不可)・バス・列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具・天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。
2.安全な空間に避難できない場合の対応
保護範囲
近くに安全な空間が無い場合は、電柱・鉄塔・建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところ(保護範囲)に退避します。
高い木の近くは危険ですから、最低でも木の全ての幹・枝・葉から2m以上は離れてください。
姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。
雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。
なお、保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりしていると、地面に接触している身体の部分に、しびれ・痛み・ヤケドが発生し、ときには歩けなくなることがあります。
(雷から身を守るには ― 安全対策Q&A ― :日本大気電気学会 から引用)
子供の頃、『雷が落ちるときは、おへそを隠しなさい!じゃないと雷さんから、おへそ取られるよ!』と言われていましたが…
実はおへそを隠す体勢は低い姿勢なので、理にかなっていたのですね。
ただの迷信と思っていました。
是非、参考にしてください。
2023年8月2日
やなぎだ