年賀状
こんにちは!年末が近づくと、年賀状を準備する季節がやってきますね。毎年何気なく書いている年賀状ですが、実は深い歴史と面白い背景があります。今回は、そんな年賀状にまつわるうんちくをいくつかご紹介します!
年賀状のルーツは「年始回り」?
昔々、平安時代の貴族たちはお正月になると、お世話になった人たちの家を直接訪ね歩いて挨拶をしていました。これを「年始回り」と呼びます。忙しい現代では「直接行くのは大変!」ということで、手紙で挨拶を送る形になったようです。江戸時代には書簡での年始挨拶が一般的になり、明治時代に郵便制度が整備されると、今の年賀状のスタイルが完成しました。
お年玉付き年賀はがきの歴史
みなさん、毎年ちょっとだけ期待しちゃう「お年玉付き年賀はがき」、実は1949年から始まったんです!戦後の日本を元気づけるために考案されたこの制度、当時は家電やお米など実用品が景品として大人気でした。現在も旅行券や商品券が当たるので、届いた年賀状の番号をつい確認しちゃいますよね。
「松の内」?
年賀状を出すタイミングについて気にしたことありますか?実は、新年の挨拶状は「松の内」に届くのが理想と言われています。関東では1月7日まで、関西では1月15日までが松の内です。この期間を過ぎてしまったら「寒中見舞い」に切り替えるのがマナーです。ちなみに九州地方は1月7日まで。
干支デザインの秘密
毎年、年賀状に干支を描くのはなんとなくお約束ですよね。この習慣は中国から伝わった十二支の文化に由来しています。実は、干支を取り入れることで「新しい年の幸運を呼び込む」という意味があるそうです。次の年の干支を思い浮かべながら年賀状を書くと、なんだかワクワクしてきますよね。
デジタル時代でも愛される理由
SNSやメールが主流の時代になっても、年賀状が廃れないのには理由があります。それは、「手書き」や「紙」の温かみです。直接書かれた文字や選ばれたデザインから、その人らしさや心遣いが伝わってきます。手間がかかる分、受け取ったときの嬉しさも格別ですよね。
年賀状の歴史を知ると、ちょっとだけ準備が楽しくなるかも?
「今年はどんなデザインにしようかな」「手書きで一言添えてみようかな」と工夫することで、送る相手もきっと喜んでくれるはずです。忙しい年末ですが、ほんのひと手間で気持ちが伝わる年賀状を作ってみてください
2024年12月6日
やなぎだ